毎年、春になると名古屋まで美濃忠さんの 「初かつを」を仕入れに行きます。
「初かつを」といっても、魚の鰹ではなく、和菓子なんです。
今時、棹菓子なんて贈り物以外では、なかなか買わないと思うのですが、無くなって欲しくない和菓子なので応援も兼ねてご紹介です。
コロナで和菓子屋さんも影響を受けているようですが、伝統のお菓子は一度無くなってしまったら、作り方など継承、復活しないものなので、食べて応援しています。
和菓子はこういう季節感のあるものを旬の走りの時期や名残の時期にいただくのが、粋だなとおもっています。
こんな感じで羊羹のように棹で売ってます。
最近は半分の半棹がでたので、買いやすくなりました。
羊羹などは絹糸で切ると包丁よりきれいに切れますね。
初かつをは名前のとおり、鰹の切り身を模してあるので、表面に美しい縞模様があります。
写真だと分かりにくいけど、見えるかな。
ガラスの器で出すと、初夏っぽくなりますね。
お味は、葛を蒸したもっちり優しい甘さの外郎風。
お客様にお出しすると盛り上がるので、おすすめです。
販売時期は2月下旬から5月の下旬まで。
秋にはすやの「栗きんとん」も買いにいきます。