台湾に行った際、夕食のあと街をあるいていたときに店先で怪我をしてしまいました。
少し流血していたのと感染症が心配で病院にいくことにしました。
この時はかなり動揺していて海外の旅先で病院に行くという経験がなかったので、焦っていました。
無事治療も完了し保険請求も完了したので、焦らないように気付いたことをまとめておこうとおもいます。
ケガをしたのは夕食後で19時を過ぎていたので救急外来があって、すくなくとも英語が通じる可能性のある病院を探す必要がありました。
幸いホテル近くでしたので、ホテルのフロントに直接相談したところ、非常に心配していただき、すぐに救急外来のある病院を探してくれました。
出発前にフロントの方が救急だと英語が通じない場合もあると声をかけていただいて、状況を中国語のメモにして持たせてくださいました。タクシーの運転手さんにも状況を伝えてくださるのが聞こえました。(シェラトン台北のみなさま、本当にありがとうございました。)
病院までタクシーで向かっている途中、海外で診察=高額医療費 という記憶が頭に浮かびます。
この時に利用したのが、クレジットカードに付帯している海外旅行傷害保険です。
以前、テラヤマアニ (id:kowagari)さんのブログで海外旅行保険の自動付帯・利用付帯のことを読んだことがあり、手持ちのクレジットカードのうち海外旅行保険が自動付帯しているものをチェックしたことがあったことが幸いしました。
海外旅行に行く場合は海外旅行保険にはいるか、保険が自動付帯しているクレジットカード持参が今後も必須だなとおもいました。今回のように街歩きしててもケガをしてしまうことがあります。
この時はセゾン ゴールド アメリカン エクスプレス カードを持っていました。
まず、最初に医療費を保険請求する場合に必要な書類等を確認することにしました。
電話したのは、海外で事故にあわれた際の連絡先としてホームページに記載されていた緊急アシスタンス・サービスです。
この電話でも、担当者の方がすぐに救急病院を探してくださいました。ホテルで探していただいた救急病院と同じ病院が紹介されました。
また、事故の状況や時間についても詳しく聞かれ、保険の受付をしてもらい、帰国後に請求書類を送りますとのコメントをいただきました。
電話での受付はほんの10分ほどで完了。
確認した病院での必要書類は2点でした。
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診断書
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領収書(診察、薬、交通費)
必要書類は現地でしか入手できないものもあるので、このタイミングで電話したのは正解でした。病院までの移動費用も請求でき、タクシーのレシートをもらうようお知らせいただいたので、やはり病院到着前に確認してよかったです。
緊急アシスタンスサービスの担当の方も、親切かつ迅速な対応で本当に安心しました。
海外でのケガで不安なので大変ありがたいです。
向かった先の病院は、近代的で日本の総合病院と雰囲気はほとんど変わりません。
ただ、受付の方はほぼ英語が通じませんでした。
そのためホテルコンシェルジュに書いていただいたメモが本当に役立ちました。(ホテルのフロント係の機転に感謝です)
メモを渡すと、奥から女医さんがでてきて、英語でやっと会話ができました。
救急外来があり、待っている人も数名いたのですこし待合室で待った後、問診がはじまりました。
とは言え、こちらも医療用語がほとんどわからないので、Google翻訳を使いながら何度も確認しました。
処置室では看護師さんに傷の消毒と包帯で処置されたあと、破傷風の注射を勧められ、ワクチン接種を受けました。
帰りに院内の薬局で処方された飲み薬と塗り薬をもらって帰りました。
こちらがその際にいただいた領収書ですが、思ったほど高額ではなく日本円で2万円ほど。クレジットカードで支払い可能でした。
若手の女医さんでしたが、ほんと笑顔でやさしくて、安心させようと冗談や日本に旅行した話などもしてくれました。これにはもう、ホント、救われました。
日本に帰ってから、1週間ほどで保険会社から保険請求用の書類がとどきました。
提出書類
- 海外旅行保険傷害保険金請求書
- パスポートコピー (入国、出国スタンプページ)
- 交通費明細書
- 診断書
- 領収書
少し驚いたのは提出書類としてパスポート番号が書かれたページ以外に出入国のスタンプページのコピーが必要だったことです。
出入国日を証明するためだと思いますが、最近は自動化ゲートもあるので注意が必要だとおもいました。
自動化ゲートと海外旅行傷害保険についてはANAマイルの猫(id:rulearc)さんが、つい先日詳しくまとめておられました。
海外で保険を使う機会がないと気が付かないことなので大事な記事だとおもいました。
保険請求のほうは、書類を提出して1ヶ月ほどで請求金額が振り込まれました。
結果、医療費も高額にならずほっとしたのですが、海外旅行保険のおかげで少しでも安心して病院に向かえたのは本当によかったです。
まとめ
海外で怪我をしたときに役立ったこと
- 海外旅行保険が自動付帯しているクレジットカードを持参する
- 事故にあったらすぐにクレジットカードの緊急サポートデスクに電話
- 保険会社に保険請求に必要な書類を確認する
- 所定の救急病院がある場合も。病院を紹介してもらおう
- 現地病院は英語が通じないことも。ホテルコンシェルジュに頼れる場合は現地語でメモを書いてもらうと心強い
- 外務省: 世界の医療事情 一口メモ―もしもの時の医療英語